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Bentley Heritage Paint

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デザイン部門の70周年を記念し、Mullinerの手で蘇ったベントレーの貴重なヘリテージカラー
ユニークな15カラーのひとつ、セージグリーンのフライングスパーV8

photo: BENTLEY MOTORS

時代を超越した美しい4カラー

 ベントレーが擁する伝説のコーチビルダーMulliner(マリナー)のチームは、ベントレーデザイン部門の70周年を記念するためアーカイブを検索し、1930年代にまでさかのぼる多くの貴重なエクステリアカラーを発見した。

 なかでも、マリナーとエクステンデッドパレットの一部を形成する4つのカラーは、最も象徴的なベントレーの一つであるRタイプ コンチネンタルの時代から選ばれていたもの。「ダブグレー」はベントレーで最も長い歴史を持つ色の一つであり、パレットに採用されたのは1930年代のダービーベントレーの時代にまでさかのぼる。

 エリザベス2世女王陛下のゴールデンジュビリーを祝う車のために特別に作られた「クラレット」は豊かなデュオトーンカラーで、このユニークな色合いは、1940年代以降のすべての王室用ベントレーに使用されている「ロイヤルクラレット」からインスピレーションを得たもの。クラシックなヘリテージカラーで、暖かみのあるソリッドな色調は、どんなクルマにも堅実な印象を与える。

 マリナーの特別色である「オールドイングリッシュホワイト」の原点は1950年代にさかのぼる。ソリッドなホワイト仕上げで、時代を超越した雰囲気を与えるカラーだ。1960年代に初めて採用されたソリッドカラーの「オックスフォードブルー」は、ベントレーのカラーパレットで最も深いブルーの

一つで、1998年のダイアモンドシリーズで再度ローンチされたものだ。

セージグリーンのフライングスパーV8

 マリナーチームはまた、50年以上にわたり現役で使用されている15色以上のカラーも発見した。これらのユニークなカラーは、カスタマーがマリナーのパーソナルコミッショニングガイドから指定できるもので、その一つ「セージグリーン」は、ベントレー本社の広報車両として最近追加されたフライングスパーV8に見ることができる。

 この新型フライングスパーV8の広報車には、1950年代に使用されていたセージグリーンのエクステリアカラーが採用され、ブラックライン仕様との大胆なコントラストが、繊細かつ個性的なエクステリアに仕上がっている。ブラックライン仕様には、アイコニックなフライングBのマスコット、ラジエターベーン、マトリックスグリル、サイドウィンドウの周囲、ドアとリアバンパーの下部ブレードが含まれており、フロントとリアのライトベゼル、ドアハンドル、ウィングベント、エグゾーストアウトレットにも同様のダーク化処理が施される。一方インテリアはレザーのバイカラーで仕上げられており、カーボンファイバーテクニカルフィニッシュによりモダンなインテリア空間を提供している。

 自動車メーカーの中でも最大級のカラーパレットを提供するベントレー。カスタマーはさらなるパーソナライズも可能で、簡単に自分だけのヘリテージカラーをキュレートすることができる。すべての塗装は熟練した職人と最新のテクノロジーを駆使して施され、究極にビスポークで、ラグジュアリーな車両が提供される。


■ ベントレーコール 0120-97-7797
  www.bentleymotors.jp

PerfectBOAT 2021年12月号掲載
https://www.fujisan.co.jp/product/1281681872/b/2180989/