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2023最新、オアフ島のラグジュアリーとローカルの楽しみを訪ねる旅

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華やかなワイキキと美しい太平洋が一望できる「リッツ・カールトン」と美しいオアフ西海岸のコオリナに建つ「フォーシーズンズ」で過ごすハワイの優雅な休日

photo & text: Hidehiko Kuwata

コロナパンデミックはハワイにも大きな影を落としたが、2023年に入り日本人のハワイ旅行も再開し、ワイキキに華やかな賑わいが戻ってきた。今回はまずラグジュアリーで洗練されたな「ザ・リッツ・カールトン・レジデンス・ワイキキビーチ」の滞在を満喫。2016年に完成したエヴァ・タワー、そして2018年に完成したダイヤモンドヘッド・タワー、ともに38階建ての2棟のタワーを擁し、客室からは華やいだワイキキと真っ青な太平洋が一望できる、全室オーシャンビューのホテルだ。

レジデンスという名称が示しているように、ザ・リッツ・カールトンのブランドを掲げるホテル・コンドミニアムとして分譲販売され、部屋のオーナーは住居として利用しながら、ホテルのコンシェルジュ、ルームサービス、ハウスキーピング、バレットパーキングなどのサービスを受ける事ができ、部屋を利用しない期間は、ホテルとして貸し出す事が可能となっている。

オーシャンフロントのホテルでは味わえないワイキキ全体の眺望が楽しめ、美しいハワイの海をバックに、多くのビルが建ち並び、通りを人々が行き交うワイキキの賑わいがまるでジオラマのように映える。リビングルームやベッドルームには十分な広さが確保されており、冷蔵庫や電子レンジ、食器類などを含めて、フル装備のキッチンとランドリーが付いているのは旅行者にとってもありがたい設備だ。

翌日、まずはワイキキからハイウェイH1に乗り、パールシティでH2に入り、北上してワヒアワの町に到着する。ホノルルで人気のカフェとなった「サーファーズ・コーヒー」を訪ね、オーナーのシンディ・バウアー氏に会うのである。数10年前、このエリアは麻薬密売人や売春婦が行き交う怪しげな町だった。現在このカフェが入る建物も、当時は売春宿だったという。シンディは夫のトムとともに「サーフィン・ザ・ネイションズ」という非営利団体を立ち上げ、サーフィンのコミュニティを動員してワヒアワの活性化に尽力してきた。

約10年前にこの建物を購入したバウアー夫妻は、このカフェをはじめ、ヴィンテージショップやブティックを開業し、その利益を投じてホームレスや恵まれない人たちのために、住まいや食料の提供を行ってきた。ホノルルのサーファーたちが集まるサーファーズ・コーヒーの成功は、町の活性化の大きな転機となったのである。

ハワイを頻繁に訪れるエアラインのクルー、ビジネスマンなどに人気の日本食レストランがワイキキにあると聞き訪ねてみた。「オイスター・ヘイル・バイ・クラッシュ」という、およそ和食レストランとは思えないネーミングだ。シェフのサトシさんとママを務めるジュンさんが共同で営む、コンテンポラリーな和食を提供するレストランである。厳選されたオイスターが看板メニューだが、アヒポキやカルパッチョなどのシーフードに加えて、ガーリックと出汁の妙味が味わえる「酒バタークラム」が素晴らしい。料理のクオリティの高さの割に、料金がリーズナブルに設定されているのも嬉しい。さらにこの店の人気を支えているのが、サトシさんとジュンさんの陽気で気さくな人柄だ。接しているだけで和むのである。アットホームな雰囲気に包まれた隠れ家、そんな表現がぴったりくる店である。

次の日は前述のワヒアワに、ハチミツを使ったワインを醸造している日本人を訪ねてみた。会社名は「マノア・ハニー&ミード」。ミードとはハチミツから造るワインの名称で、古代エジプトの時代から造られていたとされる長い歴史のあるお酒である。現在のオーナーの埋橋幸広氏は2014年に夫婦で養蜂事業を引き継ぎ、パンデミックの間に試行錯誤しながらミードを完成させた。現在はリリコイなどハワイのフルーツを加えた、4種類のスパークリングと、2種類の無発泡酒を販売している。

原料は水と100%ハワイ産のハチミツとフルーツで、アルコール度数は7.6%から13%。ハチミツのお酒だからといって甘さが際立つということはなく、フルーティなワインやシャンパンに近いテイストだ。スパークリングのミードは世界的にも珍しく、きめの細かい泡とともに爽快な飲み心地を楽しめる。まさにハワイの大地を映す味わいである。

旅の後半はオアフ島の西側に位置する美しいコオリナ・リゾートの中心に建つ「フォーシーズンズ・リゾート」に移動した。最上階まで吹き抜け構造になっているメインロビーは開放感に溢れ、プールとラグーンの向こうに広がる太平洋から心地よい海風が流れ込む。ハワイを実感する瞬間だ。このホテルは熱帯の海洋生物が生息する4つのラグーンを含む、広大な敷地を持つコオリナ・リゾートの中にあり、隣接する「コオリナ・ゴルフ・クラブ」では、テッド・ロビンソンが設計した18ホールのチャンピオンシップコースでのプレーが楽しめる。風光明媚なマイルの海辺のジョギングコースをはじめ、スタンドアップパドル、伝統的なカヌーセーリングなど、充実したアトラクションが用意されている。

フォーシーズンズには世界的に有名なレストランが入っている。その一つが「ミーナズ・フィッシュ・ハウス」だ。ジェームズ・ビアード賞を受賞したシェフ、マイケル・ミーナが、ライアンとソウィという二人のフィッシュ・ソムリエとともに生み出す究極のシーフードが味わえる。魚はすべて地元の漁師から仕入れるという徹底ぶりだ。そして二人のソムリエはテーブルを回り、ゲストの要望を聞きながら食べたい魚とおすすめの調理法を選んでくれるのだ。優れたシェフと魚を知り尽くしたソムリエのコラボが冴える、まさに究極のシーフードである。

そしてもう一つが、南イタリア料理をコンセプトに掲げる「ノエ」だ。総料理長を務める高塚良氏は、高校卒業後トスカーナに移住し、その後はイタリアのミシュランレストランで腕を磨いた日本人シェフだ。食材は地元産にこだわり、イタリア、日本、ハワイの食文化の最良を取り込んだメニューを提供している。それは前菜のカルパッチョに始まり、次のパスタ、メインの魚や肉料理に至るまで一貫している。P.B.

■ The Ritz-Carlton Residences, Waikiki Beach 
https://www.ritzcarlton.com

■ Four Seasons Resort OAHU AT KO OLINA 
https://www.fourseasons.com