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BOAT&YACHT

HORIZON Open House Kaohsiung Taiwan,5-7March 2024

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「FD90」「、FD80スカイライン」「、V77コクピットモーターヨット」を世界デビューそして「、LEXUSLY680」をHORIZONGroupで建造することを発表!

text & photo: PerfectBOAT Magazine
special thanks: CREATIONhttps://creation-marine.co.jp
HORIZON Grouphttps://www.horizonyacht.com

台湾はもとよりアジア、そして世界でも屈指のスーパーヨットビルダーとして知られる「HORIZONGroup(ホライズン)」。1987年、現在もHORIZONYachtsのCEOを務めるJohnLuらが創業して以来、台湾南部の港湾都市・高雄に本拠地を置いている。当時から大阪・堺の「クリエイション」がインポーターを務め、日本とも密接な関わりを持っているビルダーだ。創業から37年を経て、現在は52~150フィートのレンジに多様なラグジュアリーヨットをラインナップ。特に台湾の経済発展、ボート産業の成熟に伴い、21世紀以降大幅にクオリティを高めており、特許を含む世界トップレベルのFRP加工技術など、アジア太平洋地域のボート産業をリードする存在に成長している。

HORIZONは、ベースとなるシリーズをもとに、ほぼフルオーダーでボート建造を行っている。今回のオープンハウスではFDシリーズから「HORIZONFD90」と、2艇の「HORIZONFD80Skyline」、Vシリーズから「HORIZONV77CockpitMotorYacht」の4つのニューモデルが発表された。「FD90」はHORIZONFDシリーズの中でも最も成功を収めたモデルであり、今回発表された「FD90」はハルナンバー30にあたる。
フルビームのマスターステートルームを含む5つのステートルームと2つのクルーキャビンを備え、オーストラリア向けに建造された高速モーターヨットだ。

「FD80Skyline」(ハルナンバー12)もオーストラリア向けに作られたモーターヨットで、4ステートルーム、2クルーキャビンを備える。フライブリッジの操船席が独立したエンクローズド空間となっており、ラウンジエリアがオープンになっているのが特徴のモデルだ。もう1艇の「FD80Skyline」(ハルナンバー14)は、アメリカ向けに建造されたもの。こちらはフライブリッジの操船席およびラウンジエリアが一体のエンクローズドとなっている。

「V77CockpitMotorYacht」(ハルナンバー10)は、ラグジュアリーモーターヨットながら、HORIZONとしては珍しいフィッシング用途を盛り込んだモデル。フライブリッジ後部にはアウトリガーの装着が考慮されている。こちらもアメリカへ出荷されると言う。同型艇でもファブリックやステートルームの配置などさまざまにオーダーメイド可能な点がHORIZONのラグジュアリーヨットの魅力である。今回登場した4艇もそれぞれに個性がありオーナーの用途や好みに合わせたオーダーが随所に組み込まれて建造されている。

今回のオープンハウスでは、カクテルパーティーやガラディナー、HORIZONGroupのさまざまな造船所や施設の見学、さらには高雄近郊エリアの観光などのプログラムも組まれており、各国ディーラーや関係者、多数の国際的なボートジャーナリストも参加した。そんな中、パーティーの席上で世界を驚かせる発表がなされた。それはトヨタ自動車が手がける新たなフラッグシップ「LEXUSLY680」の建造をHORIZONGroupが行うというものだった。項にて詳報するが、従来はアメリカで建造されてきた「LY650」のリニューアルモデルとなる「LY680」の開発が発表され、そのパートナーにHORIZONが選ばれたのだ。P.B.

クリエイション
TEL072-223-5884
https://creation-marine.co.jp
https://youtu.be/KC4SAaSnYz4?si=gkyu4-F9VvO9O-xw