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ボートオーナーに本当によりそったボート保険を考える#Case4-6

text: PerfectBOAT Magazine
photo & illustration: SANYO INSURANCE CENTER 
special thanks: SANYO INSURANCE CENTER
https://www.sanyo-hoken.co.jp

CASE4 エンジンルーム浸水事故【船体補償】補償金額120万円

まずはエンジンルームの浸水事故による船体補償の事例を取り上げる。事故の概要は以下の通りだ。当該船舶は船齢20年ほどの漁船タイプの27フィート国産プレジャーボート。エンジンは80馬力のディーゼルインボードを搭載していた。オーナーのDさんは、釣りをするために定期的に乗っており、シーズン中の多い時期であれば1週間に1回は出航するというヘビーユーザー。船齢を重ねたボートのためDさんは普段から整備は欠かさなかったそうだ。

事故当日、Dさんはいつも同乗する仲間たち数名と早朝釣りに向かうために母港を出航した。母港から沖合い5kmほどの島周りで釣りを楽しむ予定だったという。しかし出航後、30分ほどでエンジンの回転数が通常の2,500rpm程度から、1,500rpm程度に落ちた。Dさんは、一旦、ニュートラルに戻し、エンジンルームを点検。するとエンジンルーム全体がすでに浸水していた。幸いエンジンは止まっていなかったため、仲間にバケツを使って排水してもらいながら1,000rpm程度に抑えて慎重に戻る。幸い母港まで保ち、全員無事に帰航できた。

帰航後の調査によると、船底のバルブから海水ポンプに至る給水ホースが、海水ポンプ側で抜けていたために浸水したことが確認された。さらに陸揚げしてエンジンを取り外した上で点検するとゴム製のエンジンマウントがずれて損傷していた。これらの事象から事故の原因は、航行中にプロペラまたはシャフトに何らかの抵抗が掛かり、反動でエンジンが揺れマウントが損傷、その後さらにエンジン本体が大きく揺れたために、給水ホースの長さの許容範囲を超えてしまい、給水
その他これらに類似の自然事象によって発生した損害では保険金が支払われないケースも多い。しかし山陽保険センターの保険商品は一般商品よりもハードルが低い。ホースが海水ポンプ側から抜け、海水がエンジンルームに漏れ出したと考えられる。結果、エンジンルームの各種電装品やエンジン本体の電装系に塩害が発生、復旧にはエンジンの分解整備や電装系パーツの交換が必要となった。

■実際の補償額は、船体補償から、1エンジンルームの海水抜き取り、2エンジン取外し作業、3エンジン整備(分解~陸上試運転)、4電装系パーツ交換(エンジン電装系・配線・センサーなどの交換)の合計約120万円が支払われた。

CASE5 台風によるクリート損害【船体補償】補償金額約106万円

続いて台風による被害を取り上げる。Eさんは国産50フィート艇(船齢約23年)をマリーナに係留保管していた。慎重な性格のEさんは、台風接近に伴い、前日に増し舫いを含め係留ロープを巻き直した。しかし、運悪く台風が直撃。暴風によって右舷前部のクリートがブルワークトップごとちぎれてしまった。

原因自体は台風による暴風で係留ロープが強く引っ張られたこと。結果、クリート及びブルワークトップの交換・整備が必要となった。

■実際の補償額は、
船体補償から、1ハルのFRP修理、2クリート固定など合計約106万円が支払われた。なお一般のボート保険の場合、洪水、高潮、台風その他これらに類似の自然事象によって発生した損害では保険金が支払われないケースも多い。しかし山陽保険センターの保険商品は一般商品よりもハードルが低い。

CASE6 航行中のプロペラ損傷【船体条項】補償金額約65万円

次はプロペラを損傷したケースを取り上げる。Fさんは47フィート艇(ディーゼルインボード2基掛け)で早朝マリーナを出航。数時間の釣りで大漁だったため、気分良くマリーナへと向かっていた。しかし途中でゴンと音がして左舷エンジンの出力が低下。そのままスローに落としてマリーナへ戻った。上架して確認したところ左舷プロペラの一部に損傷が見られた。目視で確認できなかった流木にプロペラを当ててしまったことが原因と考えられる。結果、プロペラの修理が必要となった。

■実際の補償額は、船体補償から、プロペラ修理代(上下架料、船台使用料を含む)など合計約65万円が支払われた。なおプロペラが損傷した場合、一般的には、修理業者からプロペラメーカーに実物を送付、修理可能か、交換すべきかを判断してもらう。その結果が上に掲載した書類(ダメージプランと呼ばれる)だ。この書類がない場合、保険会社に認められないこともあるという。P.B.

■問い合わせ先山陽保険センター
TEL:086-276-7001
https://www.sanyo-hoken.co.jp