Classique Chronometrie 7727 クラシック クロノメトリー 7727

Classique Chronometrie 7727
クラシック クロノメトリー 7727



single_H1_03 時計ファンにとって、「ブレゲ」というブランド名はある種の神聖な響きを持つ。画期的な自動巻機構「ペルペチュエル」、テンプへの衝撃吸収する耐震機構「パラシュート」、脱進機にかかる重力の影響を平均化して精度を高めた「トゥールビヨン」と、ブレゲが18世紀にパリに創業して以降、世に送り出した発明を数え上げたら、それだけでも誌面がつきてしまいそうになる。
 今年のバーゼルでも、その歴史に新たなページを紡いでみせた。「クラシック クロノメトリー 7727」と「クラシック パワーリザーブ 5277」である。
CLASSIQUE RÉSERVE CE MERCHE 5277 クラシック パワーリザーブ 5277

CLASSIQUE RÉSERVE CE MERCHE 5277
クラシック パワーリザーブ 5277

「クラシック クロノメトリー 7727」では、驚くことに磁石をテンプの軸受けに採用することにより、滑らかな回転運動を実現し、さらに精度を高めたという。事実、日差-1/=3秒という精度は、COSC認定クロノメーターの標準的な-4/+6秒を大幅に凌ぐ。通常なら腕時計に磁力を近づけるだけでもタブー視されるが、なぜ、ブレゲは磁石を使うことができたのだろうか? それを実現したのもまた、ブレゲ独自の技術である。2006年に初めてひげゼンマイや脱進機にシリコン素材を使用してきたことで、磁力を帯びない機構が完成していたからだ。新素材の採用に留めず、さらに次の次元に進める革新性はブレゲの真骨頂だ。

 もう一本、ブレゲの中でも人気の「5907」の後継にあたる「クラシック パワーリザーブ 5277」にも着目したい。ケース径が38mmへと拡大されたのに伴って、ムーブメントにも改良が加わっている。5907では背後にあったパワーリザーブ針が文字盤側に移り、パワーリザーブも96時間へと強化された。当然、ひげゼンマイはシリコン製を採用している。
 老舗らしい伝統を纏いながらも、常に革新を続ける姿勢こそが、時計ファンがこのブランドに注目し続ける理由だろう。今回紹介したモデルでも、それぞれにこのブランドが連綿と受け継いできた伝統と革新を備えている。

text: Kentaro Tanaka [Trifoglio]
photo: Breguet
[PerfectBOAT 2013年8月号掲載/※データは掲載時のものです]

Classique Chronometrie 7727
クラシック クロノメトリー 7727
■ムーブメント:キャリバー:574DR、手巻き、ストップセコンド機能付き
■パワーリザーブ 60時間
■ケース:18K RG
■ケースサイズ:41mm
■サファイア・ケースバック
■3気圧防水
■予価 4,126,500円(今秋以降入荷予定)

CLASSIQUE RÉSERVE CE MERCHE 5277
クラシック パワーリザーブ 5277
■ムーブメント:キャリバー:515DR、手巻き
■パワーリザーブ 96時間
■ケース:18K RG
■ケースサイズ:38mm
■サファイア・ケースバック
■3気圧防水
■予価 1,953,000円(年末入荷予定)

■問い合わせ先
 ブレゲ ブティック銀座  
 TEL 03-6254-7211
 http://www.breguet.com/jp