Ref.5204P Split Seconds Chronograph
and Perpetual Calendar


Ref.5130 WORLD TIME

 「Ref.5004」-ウォッチ・ファンなら、この型番を聞けば溜息を漏らすはずだ。伝達効率の高い歯車や特許取得のジャイロマックステンプ、高振動のゼンマイなど、パテック フィリップが誇る高度な機構を備えることに加えて、パーペチュアルカレンダーとスプリットセコンドを備えた逸品として評価が高い。

 その後を継ぐ形で「Ref.5204P 永久カレンダー搭載スプリット秒針クロノグラフ」が登場したことは、2012年のバーゼル・ワールドでの最大の話題と言っても過言ではない。昨年発表された「永久カレンダー搭載クロノグラフRef.5270」の自社製手巻ムーブメントをベースにスプリットセコンドを追加した……と書くのはたやすいが、グランドコンプリケーション・ムーブメントたる「キャリバーCHR 29-535 PSQ」にはいくつもの革新技術が投入されている。
 なかでも、2本のクロノグラフ針が完全に重なる点は特筆に値する。レバーに平面を設けたことにより、互いの針が同じ位置に停止する。3時位置にある30分積算計は瞬時運針式を採用するなど革新技術が満載されている。40mmのプラチナ・ケースの裏を返せば、シースルーバックを通して美しい機構が動く様子を堪能できる。
 「ワールドタイム 5130/1」にブレスレット仕様が追加されたことも報告しておこう。過去のモデルの評価が高いだけではなく、2006年に復刻したモデルにも1959年に特許を取得したワンタッチで世界中の時刻を表示できる独自の技術が搭載されている。
センターサークルのカラーにも注目だ。

Ref.5123 Calatrava

 同社を代表するラインナップのひとつであるカラトラバ・シリーズにも新型が登場した。シルバー・オパーリン文字盤にゴールド・インデックスというクラシカルな顔立ちの繊細な美しさが際立つ。ドーフィーヌハンドの針は1932年製カラトラバ96モデルのデザインを受け継いだもので、全体にヴィンテージな印象だ。手巻式の中では大きめの38mmのケースに短めなラグが隙間なく装着されており、品質の高さを感じさせるのも老舗の逸品らしい。

text: Yumi Kawabata
photo: PATEK PHILIPPE
[OceanStyle Perfect BOAT 2012年11月号掲載/※データは掲載時のものです]

Ref.5204P Split Seconds Chronograph and Perpetual Calendar
永久カレンダー搭載スプリット秒針クロノグラフ 5204 P
■ムーブメント:Cal.CHR 29-535 PS Q(手巻き)
■ケース:プラチナ/直径40mm/3気圧防水
■機能:スプリット秒針クロノグラフ/永久カレンダー
■ストラップ:ハンドステッチ・アリゲーター
■価格:27,300,000円

Ref.5130 WORLD TIME
ワールドタイム 5130/1
■ムーブメント:Cal.240 HU(自動巻き)
■ケース:ホワイトゴールドまたはローズゴールド/直径39.5mm/3気圧防水
■機能:24時間表示、昼夜表示、ワールドタイム(24タイムゾーン)
■ストラップ:ホワイトゴールドまたはローズゴールドブレスレット
■価格:6,195,000円

Ref.5123 Calatrava
カラトラバ 5123
■ムーブメント:Cal.215 PS(手巻き)
■ケース:ローズゴールド/直径38.0mm/3気圧防水
■機能:スモールセコンド ■ストラップ:ハンドステッチ・アリゲーター
■価格:2,310,000円

■問い合わせ先
 パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
 TEL: 03-3255-8109
 http://www.patek.com