エクスプレス艇のすべてを備えた
プレミアムスモール


  これまでに生産されたボートの数で、世界ナンバー1ボートビルダーの地位を欲しいままにする「SEA RAY Boats」。そのSEA RAYの代名詞とも言えるのが「Sundancer」シリーズだ。

 舳先がすっとスラントしたロングノーズにショートデッキの優雅なスタイリング。そして「シーレイマジック」と言われるほどの、限られたスペースを最大限に活用するためのアイデアと、豊富なノウハウ。インテリアのクオリティは高く、どのモデルを選んでも、サイズ以上の満足感をオーナーにもたらしてくれる。大きくても小さくても、Sundancerは常にSundancer。それは、羨望の眼差しの対象なのである。

 琵琶湖に面したマリーナ「ロータリーピア88」のポンツーンに、「260 Sundancer」、「220 Sundeck」、「205 Sport」の3艇が並んでいた。隣のポンツーンには同じくSEA RAYの大型艇の姿もある。芝生と初夏の木々の緑を背景に、「260 Sundancer」の真っ白なハルが美しく輝く。コクピットはいかにもSundancerらしい、高級感のある造りだ。ヘルムは2人掛けのベンチシートに、ポートサイドにL字型ソファ。ヘルムシートのバックレストを前に倒せば、余裕のデッキスペースが現れる。もちろんウェットバーも備えている。

 キャビンはバウハッチの他、デッキ両サイドにもウィンドウがあり、採光は十分。ウッドテーブルの質感も高く、ベッド時にはパッドをアルミ製のバー3本で支える構造が簡潔で秀逸。しかも取材艇は、30ft クラス向けの強力なトヨタマリンエアコン(3.5kW)を装備し、キャビンのクーリングも万全である。

 パワーソースはSeaCore仕様のMerCruiser 350 Magnumに、BravoⅢドライブ。V8-5.7リッターが、300hpを発揮する。そして、その走りが実に柔らかい。チョッピーな風波にも叩かず、26フィートとはとても思えない余裕を感じさせる。感覚的には完全に30ftクラスだ。ステアリングはパワステのアシストも適正で素直。クイック過ぎず疲れない。トライアル時はガスティな北東風でところによって白波が立つコンディションだったが、4,600rpmで、実測31ノットをマーク……。(続きは雑誌で)

text: Shoichi Usami
photo: Makoto Yamada
special thanks: ONBARANCE Rotary Pier 88
http://www.rotary-pier88.com
[OceanStyle Perfect BOAT 2012年7月号掲載/※データは掲載時のものです]




SEA RAY 260 Sundancer
全長 8.1 m
全幅 2.59 m
喫水 1.04 m
重量 3,152 kg
燃料タンク 284 L
清水タンク 76 L
エンジン MERCURY MerCruiser
     350 Magnum MPI Seacore / BⅢ
最高出力 300 hp
スピード Max 36 kt(5,200 rpm)
燃費 約 44 L/hr(4,000 rpm)
ボートショー出展艇特別価格 12,000,000 円(オプション含む)
■問い合わせ先
 アインスAリゾート
 TEL: 072-224-4040
 http://www.eins-a.jp